京都大原は前の年の夏に訪れた京都西北の高雄と並んで、いつかは訪ねて見たいとかねて密かに心に決めていた場所でした。
ことしの京都は武蔵野市の日赤病院に仕事を持つ家内の都合に合わせた平日の水曜から始まる三泊四日の旅でしたから、たぶん人出もそう多くないと踏んでバスで訪ねることにしました。
京都市の中央、
烏丸五条から鴨川に沿う川端通り出町柳駅までの風景は、こちらに書いています。
日頃尊敬している英国出身で大原在住の
ベニシア・スタンリー・スミスさんも、この辺りで暮らしているのかななどとと思いながらの乗客を乗せたバスは、ついにあの大原に着きました。
京都市の繁華街、四条の少し手前で京都市営バスに乗ってから、かれこれ50分ほどで大原のバス停に到着です。
時刻表をみると、昼前後は20分に一本程度とかなり頻繁にバスが通っていました。
大原の名所のなかでも寂光院だけは別の方向にあるというので、ここを最初に訪ねてみました。
バス停を下った先には川が流れていて、向こう岸には学校が見えます。
その川の手前には、コスモス畑がありました。
コスモスの咲く畑を過ぎた先の道路には、石碑が立っています。
目指す寂光院は、道路を横切って右手の坂を上った先のようです。
途中、幅3メートルほどの狭い道路の右脇に平家物語に記されているという
朧の清水の立札がありました。
湧き水を見ることはできませんが、右手に聳える急峻な山にまっすぐ伸びた杉の木々は、かって豊富な山の水を人々に与えていたことが想像できます。
寂光院に続く緩やかな坂の左手に見た景色です。
草なのか、それとも野菜かはわかりませんが、可憐な白い花を抱いた高い背丈の植物が畑に見えます。
そして、とうとう京都大原寂光院に着きました。
時刻は、まだ午前9時半前です。
はからずも、私たち夫婦はこの朝いちばん早く到着した観光客だったようです。
言い忘れましたが、建礼門院の墓所は寂光院の参詣受付の手前を、右手を登ったところにありました。
当然とはいえ、宮内庁が管理している旨の表示があって建礼門院のステータスを改めて知りました。
2013-11-07 19:33
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