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京都大原寂光院の旅 その3です

京都大原寂光院の旅 その3

 京都大原、高校生時代に聞いた作詞家・放送作家の永六輔と作曲家・いずみたくのふたりになるデューク・エイセスの歌京都大原三千院(女ひとり)で山あいを抜けた先に拡がる広い野原だとばかり想像していましたが、それから40年近く過ぎて実際に訪ねた京都大原は、そのイメージとはまったく異なるものでした。

山門_下から.jpg


 寂光院は、バスを降りて坂道をのぼること15分近く、小高い山の頂上とおぼしき位置にあります。
 日本史で教えてもらったことのある建礼門院の墓所も、寂光院に向かう途中右手に位置する山の中腹にありました。

 ここは、さほど長くない石段の中ほどにある庵です。 
石段途中の庵.jpg


 さて、ここから奥に入って見ましょう。
寂光院で見た綺麗な花.jpg


 この花は寂光院の奥に咲いていました。
 ダリアでしょうか?

 10年もの京都の旅の果てにようやく訪れた大原、最初に行った寂光院はそれまで描いていたイメージとはまったく違いました。

京都大原寂光院の旅 その2

京都大原寂光院の旅 その2

 京都大原寂光院の石段を登り終えたのは、朝の九時過ぎだったでしょう。
 時折、サッと通り雨が降るそんな平日の午前でした。
山門.jpg


 まだ暑い夏の終わり、山門の先はただ緑、緑です。
山門の先.jpg


 本殿は、小さな階段を登って行った左の先にあります。
 朝一番の私たちに、居合わせた禰宜さんが細かい案内をしてくれました。

 建礼門院との所縁のこと、三千院との違い、さらには不審火による本殿焼失のことなどとても丁寧に教えていただきました。

 これは、本殿のすぐ右手にある別院です。
別院.jpg


 別院を正面から見る光景です。
別院1.jpg


 その前を流れる堀の横に、真っ赤な実をつけた草がありました。
実.jpg

 
 別院の裏にある池で泳ぐ鯉です。
 水が、とってもきれいだったのが印象に残ります。
池1.jpg


 山門から、石段を望みます。
 この時刻、まだ誰も見かけません。
山門から下を望む.jpg



 京都大原寂光院の旅の思い出、まだまだ続きます。



寂光院 夢に見た京都大原の旅 とうとう行ってきました



 京都大原は前の年の夏に訪れた京都西北の高雄と並んで、いつかは訪ねて見たいとかねて密かに心に決めていた場所でした。
 ことしの京都は武蔵野市の日赤病院に仕事を持つ家内の都合に合わせた平日の水曜から始まる三泊四日の旅でしたから、たぶん人出もそう多くないと踏んでバスで訪ねることにしました。

 京都市の中央、烏丸五条から鴨川に沿う川端通り出町柳駅までの風景は、こちらに書いています。



 日頃尊敬している英国出身で大原在住のベニシア・スタンリー・スミスさんも、この辺りで暮らしているのかななどとと思いながらの乗客を乗せたバスは、ついにあの大原に着きました。
大原バス停.jpg


 京都市の繁華街、四条の少し手前で京都市営バスに乗ってから、かれこれ50分ほどで大原のバス停に到着です。
 時刻表をみると、昼前後は20分に一本程度とかなり頻繁にバスが通っていました。

 大原の名所のなかでも寂光院だけは別の方向にあるというので、ここを最初に訪ねてみました。
 バス停を下った先には川が流れていて、向こう岸には学校が見えます。

寂光院に行く途中の学校.jpg


 その川の手前には、コスモス畑がありました。
京都大原バス停先のコスモス畑2.jpg

京都大原バス停先のコスモス畑.jpg

 
 コスモスの咲く畑を過ぎた先の道路には、石碑が立っています。
 目指す寂光院は、道路を横切って右手の坂を上った先のようです。

石碑.jpg


 途中、幅3メートルほどの狭い道路の右脇に平家物語に記されているという朧の清水の立札がありました。
 湧き水を見ることはできませんが、右手に聳える急峻な山にまっすぐ伸びた杉の木々は、かって豊富な山の水を人々に与えていたことが想像できます。
朧の清水.jpg


 寂光院に続く緩やかな坂の左手に見た景色です。
 草なのか、それとも野菜かはわかりませんが、可憐な白い花を抱いた高い背丈の植物が畑に見えます。
白い花.jpg


 そして、とうとう京都大原寂光院に着きました。
 時刻は、まだ午前9時半前です。
寂光院の石段.jpg

 はからずも、私たち夫婦はこの朝いちばん早く到着した観光客だったようです。

 言い忘れましたが、建礼門院の墓所は寂光院の参詣受付の手前を、右手を登ったところにありました。
 当然とはいえ、宮内庁が管理している旨の表示があって建礼門院のステータスを改めて知りました。






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